このレビューはネタバレを含みます
25人を殺した殺人者の記録。
86分のうち約9割がワンカット。
うーん、ちょっと、いや、だいぶビックリします。
「映画作り」をしているというよりも、その「映画作りの凄さ作り」を見せられるだけかと思いきや、演出・役者の演技も素晴らしいです。キム・コッピ以外はほぼ無名の役者で固め、全編ドキュメントタッチを意識した手持ちカメラという。マイナス要素だらけなはずなのに、はずなのに、見れる。しかも面白いっていう。
いつもはもっとB級、いや、C級で過激な白石作品にしては珍しく、「マジメか!」と言いたくなる悲愴感漂うストーリーでしたが、最後はやっぱり、、、ありがとうでした笑
あの死闘の末に、『ドニー・ダーコ』とかドラえもんのような時空冒険が待っているとは誰が思うのか笑
でも何か釈然としないのは、単純にあの‘‘優しき殺人者’’がウザッたく見えて仕方なかったからだと思います。全っ然可哀想に見えませんでした。ストーリー上はそれでもいいのかもしれませんが、、、。僕はアイツ嫌いです!