実話を元にしているためか、一貫して暗く重たい雰囲気でした。
作中、イタリアマフィア壊滅のためと言いジミーと密約を交わしたコノリーは、FBIとして情報屋との絆を強めることを強調していたけど、その姿は昔から憧れていたジミーの背中を追っているようでした。
最後、ジミーに関する証言を拒否したという事実に、よりそう思えてなりませんでした。真実はわかりませんが・・・。
ジョニー・デップ演じるジミーの淡々とした感じが怖い。
静かに真っ直ぐ見つめる瞳がほんと怖い！
特殊メイクも相まって、ジョニー・デップの新たな一面が見れました。
ベネディクト・カンバーバッチは出番が少なくて、残念。
作中あまり触れられなかった、対照的な世界で頂点に立った兄弟の背景も気になりました。
本作に限らず実録犯罪を扱う作品を見ると、映画化した理由とか意味とか、いろいろと考えてしまいます・・・。
