こたつむり

レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービーのこたつむりのレビュー・感想・評価

4.0
レゴと《最終兵器》と『ベスト・キッド』と。

小学二年生の愚息と劇場で鑑賞。
…でしたが、感想を聞いたら「フツー」というお言葉を賜りました。まあ、ロボット的なアクションは前半戦だけだし、人間ドラマが主軸になる後半はテーマが重いし、一番の見どころは《最終兵器》だし…。

確かに本作のベースは父と子の物語。
だから、父親として色々と思うところがある人にはピッタリ→僕のことです。

そして、主人公は腐れた父親の所為で孤独な立場。周囲に溶け込めず、浮き上がってしまう人にはピッタリ→僕のことです。

最後に真の主人公である《最終兵器》。
大概、孤独な人の友達は《最終兵器》だったりしますね→僕のことです。

そう!子供よりも僕のほうがツボ!
鑑賞中、頬に伝う熱いものを拭うので精一杯でしたよ!劇場がスカスカで良かった!もうね。主人公の言葉がひとつひとつ刺さるのです。彼にはニンジャゴーの仲間がいますが「友達」と同じくらいに大切なのが「家族」。アメリカの映画らしく、そこを真正面から描いているのです。

そして、物語も素晴らしいのですが。
やはり、重要なのは《最終兵器》なのです。
何しろ、世界を破壊する存在ですからね。圧倒的なのですよ。それでいて、憎むことが出来ない…これほどまでに恐ろしい《最終兵器》は見たことがありません。これを違和感なく作り上げたスタッフに感服です。

ただ、それでも。
初代レゴ映画『LEGO ムービー』や『レゴバットマン ザ・ムービー』と違ってピンポイント過ぎる気はしますから、あまり事前に期待を抱かないほうが良いタイプしょう。僕も期待値最低で臨んでからの…ピンポイント爆撃でしたからね。

まあ、そんなわけで。
なかなか微妙な立ち位置の作品ですが、レゴブロックへの愛情は前二作を凌ぐと思います。特殊ブロックの使い方や、ブロックを組み立てる楽しさなど、おもちゃを題材にした映画としては傑作だと思います。子供をダシにして大人が楽しむのもアリです。というか、父親と一緒に映画鑑賞した…という事実が、最も重要な気がしますよ。本作のテーマとしても。

あと、このシリーズと言えば実写。
冒頭から某有名俳優さんが出演しますので…ってキャスト欄に名前が出ていますね。それにしても、忍者の物語なのに雰囲気は香港…というのがアメリカ人の共通認識なのでしょうか。大雑把すぎますね。