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シェフ 三ツ星フードトラック始めましたのsmithmouseのレビュー・感想・評価

3.8
ファブロー監督自身が脚本を書き主演する、もはや涎無しでは見終われない映画。

この映画のテーマの1つは料理と批評の間にあるジレンマ。作る人間は語らないし、語る人間は作れない。「美味しい店」というネット上の批評があっても、食べた人がどれだけ感動したかなんかは其処からは全く汲み取れない。所詮どれだけ便利になっても味覚をダイレクトに他人には伝えられないのだ。

そんな矛盾にイタイ目にあいながらも、それを飛び越え、主人公はフードトラックで目の前のお客の反応をダイレクトに感じながらマイアミ〜ロサンゼルス間を旅する。

少し尻すぼみな感もあるが、料理とSNS、家族の幸せな関係を味わえる。
しかし、ファブロー監督。ソフィア・ベルガラにスカーレット・ヨハンソンと美女中の美女を自分の為にキャスティングしたんかね?
権力の味は美味しそう。
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