♪ 電話なんかやめてさ
六本木で会おうよ
仲直りしたいんだ
もう一度カルアミルクで
いやぁ。最高の続編ですね。
《シュミット》と《ジェンコ》のコンビが潜入捜査を行う展開は前作と同様ですが、予算も含めて色々な部分がパワーアップ。捧腹絶倒の嵐なのです。
それでいて、角度を変えたら愛の物語。
というかですね。
正直なところ、愛と友情の境界線が分からなくなってきました。男同士の友情って、突き詰めていくと愛に転化する…なんて着想が頭から離れないのです。
だから、劇中で二人が仲良くしている(=イチャイチャしている)場面は微笑ましい限り。もうね。「同性婚すればいい!」と思うほどでした。
ゆえに、ヒロインも重要ではなく。
ブリー・ラーソンからアンバー・スティーヴンスにしれっと変更していました。でも、前作の“四角い雰囲気”も良かったですが本作だって見事にキュート。キュッと引き締まった存在感に萌えるのです。
また、物語全体の流れとしても。
序盤は微妙な感触だったのですが、トップギアに入ったらガンガンと前のめり。《警部》のメタ発言が飛び出す頃には笑い声を抑えるのが大変でした。
しかも、尻上がりに盛り上がりますからね。
最高の着地点だけではなく、スタッフロールまでサービス満点(というか“アレ”が本番なのかも)。劇中であった「予算倍増の効果が前半で終わった」なんて嘘っぱちでした。
まあ、そんなわけで。
下品な要素も増加しているので人を選ぶとは思いますが、前作を楽しめた人ならば問題なし。寧ろ、脚本の醸成は前作を凌駕していて、フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督の安定した手腕に舌を巻く限りでした。
噂によると『24ジャンプストリート』の製作が始まるとか。そろそろ主演の2人が学生を演じるのは無理だと思うので(本作もかなり厳しい!)可及的速やかに作っていただきたいと思います。なう。