ジェニファー・ローレンスの若く溌剌とした、でも卓越した演技力でぐいぐい持っていく映画でした。
中盤までコメディタッチで、後半からシリアスなビジネスでのサクセスストーリーになっていきますら、
1989年が舞台。ジョイ・マンガーノは航空会社イースタン・エアライン地上勤務の傍ら、二人の子供や家族の世話に追われる、ただの可哀想な運のない人に過ぎなかった。それでも高校では優等生だった発明好きのジョイにある日、突然アイデアが浮かぶ。モップを使っていたときにガラスで手を切ったことから、モップの先に触れずに絞って洗濯ができるようになる新型モップのアイデアを、テレビショッピングのQVCに売り込む。
実在のジョイ・マンガーノは、激辛シングルマザー人生から、やり手のビジネスウーマンへと出世し、その代表的な商品がこのミラクルモップだそうです。
負け組からのアメリカンドリームを成し遂げる、すかっとして面白いストーリーのはずですが、前半までのやり過ぎがたたっています。面白いストーリーなのに残念な作品です。でもジェニファー・ローレンスは素敵な女優さんです。