NY市警のラルフはある日、我が子を動物園のライオンの檻に投げ捨てる事件を起こした女を逮捕するが、そいつは完全に目がイッちゃって口からあぶくを吹かしたやべ〜奴だった。また別の日に妻に鬼の暴力を振るった男を捕まえるのだが、これまた完全に狂っていた。一件無関係だが捜査を進めるうちにある共通点と、ラルフにしか見えない霊的事象を感じ取るようになってきた…な話
霊感刑事のオカルト悪魔払い事件簿…というかなり嘘くさい題材なんだけど、実話でノンフィクション小説の映画版とのこと。ホンマか？ちなみにその小説の名前が「エクソシスト・コップ NY心霊事件ファイル」。嘘くせー！！！本当にこんなことあったらさぞ恐ろしいけど、エクソシストコップなんて言われたら一気に信憑性が下がってしまうな…
まあそんな嘘臭さはさておき、こちらはふいに取り憑かれた人間の狂気性や見えないものが見えてしまうというホラーパートと、堅実に謎を解いて事件を解決していく捜査パート、そしてラルフが神を捨てた理由と相棒神父のメンドーサが神にすがる理由を明かす人間関係の深掘りなど、走攻守かなりバランスの取れたホラーって感じでしたね。割とどっかで見たことのあるホラー描写は多かったので、オリジナリティは少し欲しかったかな！R-18ということもあって死体の損壊具合もなかなか気持ち悪くて良かったけどね
で、ラルフは過去に起きた事件の影響で怒りのコントロールがバカになっちゃってるという設定があるんだけど、ふむ…怒りの力でね…そして演じるはエリック・バナ…。それすなわちハルク！？MCUに入ってない可哀想な方のハルクだ！となってしまいました。だから何だという話ですが…。そんな感じのスタイリッシュなホラーでした。敬具
