くろねこヤマ子

La Fate Blance(白い祭り)のくろねこヤマ子のレビュー・感想・評価

La Fate Blance(白い祭り)(1964年製作の映画)
3.7
「宇野亞喜良 万華鏡」展にて鑑賞。

物語なのだろうか。
くるくると変わる様。

白い布に人。
人は老婆、髭の男、
薄倖そうな女と姿を変える。

赤い粒。
粒を投げて遊ぶ。
赤い粒が連なり首を吊る。
赤い粒、雨。
赤い粒、つの。人はヤギ、雄牛になる。

赤い粒食べる。サイコロになる。

わに、ねこ、足の生えた魚、
進み消える
逆再生戻る。
魚太る。ねこ、わに、骨になりながら戻る。

パンしながら絵が変わっていく面白さ。

次が何になるのか
簡単には想像できない面白さ。
ことごとく予測ははずれる。

ここには多くの「変身」を
全然書き切れてないので
ネタバレではないです。
(そんなに覚えられない)

変われど変われど
妖艶系ロマンティックから
逸脱することはなくて、
ちゃんと宇野亞喜良してる。
(そらそうだ)