まだ誰もなし得ていないエヴェレスト南西壁冬季無酸素登頂に挑む孤高の日本人クライマー羽生丈二と、クライマーでカメラマンの深町誠との男の熱い山岳ヒューマンドラマ。
エヴェレスト登頂を目指す隊に、カメラマンとして同行した岡田准一が演じる深町誠が、たまたま立ち寄ったネパール カトマンズの怪しい店で古いカメラを見つけ、そこに偶然 昔日本のトップクライマーで色々な問題を抱えた阿部寛が演じる羽生丈二と出会った事で、羽生丈二の止まっていた時間が動き出す熱い人間ドラマ。
1924年に実際にエヴェレスト登頂で行方不明になったジョージ・マロリーのカメラを使った伏線や羽生丈二の抱えた過去の出来事など中々秀逸なストーリーは楽しめたのだが…。
山岳関係シーンは特にだがツッコミ所の多さと、キーマンでもある尾野真千子が演じた羽生の元恋人 岸涼子の演出とセリフにウザさと苛立ちを覚えたのは残念だった。因みに尾野真千子は好きです。
かなりスコア低いので期待して無かったが、ストーリーや展開は好感が持てたので結構楽しめた。特に終盤の羽生の手記と姿は、涙無くしては見れなかった。
