ストーリーはいい内容なのに、脚本の分かりにくさと監督の描き方が失敗している非常に残念な作品です。
真剣に見ていないと、途中で分からなくなって来ますので予め予習をしておいた方がいいでしょう!
過去と現実が行き来し、登場人物も若い頃と現在とで、違った役者が演じています。
さらに、まだ登場していない人物の名前が先に出たりして、その人が誰なのか、
多くの人の名前も出てくるので、脳が混乱を起こしてしまいます。
さらに、映画は観客を置きっぱなしにしたまま、次から次へとセリフの洪水のように襲いかかってくるので、ついに脳が悲鳴をあげてしまいます。
ジグソーパズルも順番に繋がっていけば、わかりやすいのですがピースがバラバラに埋まっていくので、ストーリーを整理するのが大変です。
とはいえ、
話は面白いです。
犯人は本当に兄なのか?
それとも別にいるのか?
結末を知った時、本当に悲しく残念でしか思えないくらい、ぐしっと重い錘(おもり)が心にのっかって来ます。
涙が溢れ落ちそうになりました。
これが実話でなくてよかったと思いながら帰路に着きました。