マルコ・ベロッキオ監督は鑑賞2本目。
ちなみに『ポケットの中の握り拳』を見た時はお忍びで橋本愛がいました。いったいどんな女子じゃ。
ストーリーは、仮装パーティー中に1400年の頃のイングランド国王ヘンリー四世に扮してた男が落馬して頭を打ち、それから自分を本物の王だと思い込んで20年間、古い城に住み着いてしまうというワケ。早速、謎ですが付き合ってる家来達は何者なんだろう。。
フィルマークス風に言い換えれば、スターウォーズのコスプレ大会中でダースベイダーの人が頭を打ってしまってそのままベイダー卿としてデススターに住み着くというワケですよ。トルーパーを従えて。。恐怖ですよ!
本編でも、コレはヤバイぞと感じた元カノたちが彼の正気を取り戻そうと城に向かうワケですが…元カノもわざわざ伯爵夫人の格好で説得するワケですよ!普通に現在のカジュアルな格好で行った方が正気を取り戻せそうな気がするけども。。ちなみにこの元カノさんは20年の間に結婚もしお年頃の娘もいるんです。その家族で彼を説得しに行く事で自体はこじれるというお話。。
日本ではずっと未公開だったけど80年代の作品なので中だるみはありますが、、終盤にかけての展開、オチはなかなか凄い!
『8 1/2』のマルチェロ・マストロヤンニが狂気に満ちたエンリコ四世を楽しそうに演じてますよ!!
見れる機会がなかなかない映画ですがチャンスがあれば是非。。
新文芸坐シネマテークにて