てるる

ストリートファイター 暗殺拳のてるるのレビュー・感想・評価

3.8
まさかのファンムービーが最終的にはカプコンUSAの許可を得て実写化。

ヴァン・ダム主演の実写化は駄作と言っても過言ではない出来だった。

対してこちらはファン(俳優のジョーイ・アンサー)が、原作ゲームに忠実に作りたいという熱意から始まってるので出来が良い。

日本語と英語が混ざりすぎて「え?」てなる部分はあれど、日本語はしっかりしてる。

人間だった頃の豪鬼がガチの号泣になった後は俳優がジョーイ・アンサーに変わるので日本語はカタコトになるけど🤣

構えなどはゲームまんまで、バトルは本格的。
昇竜拳がちょっと違和感あるけど、竜巻旋風脚なんかは上手くリアルな格闘技に組み込まれてる感。

VFXもファンムービーから始まったとは思えないくらいの出来。

全体を通して原作ゲームへの愛とリスペクトが感じられる。
そこが昨今の金儲けにしか走ってない日本の実写化作品との違い。

残念なのは物語がすっごい中途半端なところで終わってるところ。

その後、YouTubeで、「ストリートファイターResurrection」という続編が制作されたり、ドラマシリーズになる計画があったりと、ジョーイ・アンサーの原作愛は止まらない様子。

日本発のゲームがここまで世界を魅了し続けてるのは素直に嬉しいし、これは公式も認めざるを得ないだろう。
てるる

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