約一分間のショート・ストーリーです。
まな板の上に置かれた肉の塊。
ナイフでスライスせれると、それは二つの…いや、二人の世界になりました。
ナイフで切られた途端、擬人化して動く肉の話です。
ヤン・シュヴァンクマイエル監督の短編映画です。
ヤン監督のクレイ(粘土)映画を観た時もそうでしたが、ホラーを作っている訳ではないのに、どことなく不気味で、なのにコケティッシュな独特な雰囲気を味わえます。
二つの肉片は顔とかがあるわけではない、ただの肉片なのに、どちらが女でどちらが男か判るのが面白いです。
一見の価値あるショート・ムービーです。