あざらし

クルエラのあざらしのレビュー・感想・評価

クルエラ(2021年製作の映画)
4.1
「生まれた時から自己主張が強かった」

彼女:エステラは子どもの頃から人とは考え方は違っていました。変わり者のCruellaは世間と対抗していたのでした。

同級生や先生と闘いながら過ごし、最終的には(自主)退学となってしまいます。

友達の子犬とママとは仲が良く、ロンドンへ引っ越すことになりました。その途中、ママが友達に会いに行った豪邸でエステラはついママとの約束を破ってしまいます。

ママを失ったエステラはロンドンでコソ泥の男の子2人に出逢います。
それから悪いことはどんどん起こるようになります。

そして10年後、コソ泥をしながら3人は家族のように過ごしてきました。デザイナー志望のエステラは泥棒をしながらデザインしています。

働いていたデパートで有名デザイナー:バロネスに見出されて可愛がられましたが、実はバロネスが昔の豪邸の主人でした。

エステラはママの肩身のネックレスを盗む画策を仕出します。

101匹ワンちゃんでダルメシアンの子犬の毛皮でコートを作ろうとする悪女:クルエラの半生を描いた映画です。

悪役が主人公になり共感を呼ぶという、バッドマンのジョーカーのような映画でした。
自己主張が強くて社会に適応できない主人公のサクセスストーリーは現代ではつい応援しちゃいます。

この映画はストーリーがとても面白く、ファッショナブルな衣装を観るだけでもワクワクし、極悪非道に思っていた悪女に共感して、ついつい応援してしまう魅力的な映画だと思います。
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