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パージ:アナーキーのSAVEのレビュー・感想・評価

パージ:アナーキー(2014年製作の映画)
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1年に1日、19時~7時までの12時間だけ、全ての犯罪が合法化される「パージ法」。トンデモな法の下で人々の手による地獄が展開されるなか、この一晩をどう過ごすのかー…

ホラー映画「パージ」シリーズ2作目。
現時点でシリーズは4作目まで制作され、日本では3作目まで公開されてますが、なかでも1番好きです!

1作目が富裕層に焦点があてられ、舞台もロックダウンした家の中のみだったのに対し、2作目は貧困層の人々を主役に、舞台はパージ真っ只中の夜の街!
パージの夜の全貌が見えてきてかなり面白いです!

前作の主役たちはひとつの家族でしたが、今作は「ある人間をパージする目的を持った男」と「何故か命を狙われている黒人親子&夫婦」が出会い、共に行動するようになります。
相変わらず、前作のような心理描写も面白いのですが、今作のもう1つの見どころは手に汗握るアクション!スタイリッシュなアクションシーンもありますが、それだけの意味ではなく、武器で人を初めて撃つような一般人が、必死に夜の街を、生き残るために駆け抜けていく!それがハラハラドキドキで面白い!

また、前作になかった点として、今作の見どころは「いろんな人間のパージの夜の過ごし方」が見られるところ!
全貌が見える、と言いましたが、前作の黒人男性(ホームレス)が、どうして富裕層の住宅街にいたのか?というところもわかったり、単純に復讐や、嫌いな人間をパージする、というだけでなく、パージを利用してのビジネスが成り立っていることもあったり……
発想が素晴らしいです。

パージ1作目・2作目ともですが、私はオチの付け方も大好きで。ネタバレはしたくないので割愛しますが、色々考えさせられる良作です。R指定のためやや残酷描写もありますが、1度は観てほしい。オススメです。
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