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死霊館のシスターのSAVEのレビュー・感想・評価

死霊館のシスター(2018年製作の映画)
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新作を観たので再鑑賞!

「死霊館 エンフィールド事件」にて登場した尼僧姿の悪魔 ヴァラクをメインとした死霊館シリーズのスピンオフ作品。
ルーマニアの聖カルタ修道院で尼僧の首吊り遺体が発見される。この事件に邪悪なものが関与していると考えたヴァチカンは、調査にバーク神父とまだ見習い尼僧であるシスター・アイリーンを遣わす。聖カルタ修道院を訪れた2人は、そこで様々な恐怖現象を体験する。

ストーリー展開が凝っていて結構好きな映画。呪われた聖カルタ修道院の舞台美術や、聖遺物のデザインなどもお洒落で目にも楽しい。ヴァラク VS 尼僧集団のお祈りバトルからの展開はアツい!

マイナスポイントは、恐怖演出かな…音でビックリさせる系は有りとして、ゾンビ?オチが多すぎる気がする。死霊館本編のヴァラクの演出が幽霊寄りなので、死体が動いて襲ってくるのは個人的には解釈違い。尼僧の幻影を追っていたら目の前に首吊り死体!までは怖くて良かったので、落ちてきた死体はゾンビで襲ってくる!よりは素直に消えてくれたほうが怖かったかな。恐怖演出のせいで怖さが微妙になってしまってる点が残念。ホラー映画としてそれは致命的な気がするが…

ホラー映画としてはイマイチ、でもヴァラクの生い立ちと死霊館本編への脚本の繋ぎは素晴らしいので、死霊館シリーズファンなら楽しめる映画。
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