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最高の人生のつくり方/最高の人生の描き方のhirogonのレビュー・感想・評価

4.0
「最高の人生の見つけ方」と題名とチラシ画像が酷似しているので間違う人が続出?ちょっと紛らわしいです。
こちらは、お互いに伴侶を亡くし老境にさしかかったオーレン(マイケル・ダグラス)とリア(ダイアン・キートン)の恋物語。

オーレンは、集合住宅”リトル・シャングリラ”のオーナーとしてそこに住みながら残りの部屋を賃貸しているのですが、リアはお隣さん。
”リトル・シャングリラ(リトルの理想郷)”という名前は、オーレンの姓であるリトルからとっており、彼の潜在的願望を表しているようです。
オーレンの息子ルークが孫娘サラを連れてやってきて、「刑務所に入ることになったので、その間娘を預かって欲しい」とオーレンに頼みます。
オーレンはリアに助けてもらいながらサラと暮らし始めます。サラが来たことで二人の距離は次第に縮まります。サラが本当に可愛い!まさに、オーレンとリアのキューピッド役です。
この辺りからラストに向けての二人の紆余曲折ぶりが、この映画の真骨頂!
マイケル・ダグラスとダイアン・キートンのやりとりが絶妙です。くすっと笑える場面が多々あります。老境ならではの、いい味でてます。アパート内の妊婦さんの出産に立ち会って赤ちゃんを取り上げるシーンは微笑ましかった。最後もハッピーエンドでいい余韻。
「年をとっても、伴侶を亡くしても、新しい恋をしようよ!」と励まされているような気持ちになります。ただ、見る人の年齢によって共感度に差がでるかも。
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