ねむ

彼の見つめる先にのねむのレビュー・感想・評価

彼の見つめる先に(2014年製作の映画)
4.5
ときめきって、こんなに瑞々しくてきらめくものなのかって思い出した。レンタルしたけど返したくなかった!
Blu-ray買おうそうする。

所々でジブリ『思い出ぽろぽろ』で大人のタエコが好きだった男の子思い出してベッドでのたうち回る時の気持ちになった。

『君の名前で僕を呼んで』『イマジン』『love,サイモン』をひと匙ずつ掬って素敵な何かにふりかけたらこれです!(それぞれ大好きだけど完全体きたんですか

気になる心を止められない相手と気持ちが通じるかどうかの葛藤、伝えあうこと、初めてのキス、頭の奥がゆるくしびれるあの感じとか色々思い出される。
あんまり幸せだとどうして目を閉じてしまうのか。

恋愛に慣れることなんて幾つになってもないんだろうなと完全降伏してしまう。
相手と自分の組み合わせはこの世に1つしかないわけで、毎回じたばたするしかない。スマートには なれない。
お互いが自分のカッコ悪さに耐えながら照れながら不器用に心を開くのってほんとに大変なことだ。

自分のことに集中していない人は、真剣な人を笑ったりする。それは恋愛でも言えることで、その態度や行いが当人の魅力を曇らせ、人を遠ざける。
本当に見えてない人は誰だ。

そして性的なことを表現するときに割りとその人の知性がジャッジされる。知性とは想像力と配慮と尊重。退屈な感性の人と関わる時間なんてないから、わかりやすくて助かる。自分だけが発見した魅力に心を奪われるのが恋だろうから。


追記
月食と日食のエピソード好きだな。私達は天体。
ねむ

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