ナガノヤスユ記

自由が丘でのナガノヤスユ記のレビュー・感想・評価

自由が丘で(2014年製作の映画)
4.5
最高だなあ。
喉のあたりまで言葉が出かかってるんだけど、あと一歩のところで言語化できない。
好きな音があって、なんで好きなのかをちゃんと説明できないのに似てる。
すごく自由で、感覚的で、つまらない思い込みや思想みたいなものから解き放たれてる感じ。言葉を介さず直接脳に届いてる感じ。
時系列が複雑なのもいろいろ考える余地はあるのかもしれないけど、結局はそれがこの映画のリズムとなり流れるメロディとなり、グルーヴとダイナミズムを生んでるわけだから、もう文句のつけようもない。
67分で終わるのが本当に惜しい、それくらい幸せな映画だ。なにが幸せかなんてわからないけど、そういう記憶を揺すぶられてるのだきっと。