Blu-rayにて鑑賞。
現代の社会に生きる者は一度観ておかなければならない。
地獄とも言えるレイテ戦から生還した小説の実写であるが、監督自身が20年の時を得て漸く実現できた本作は、映画としての完成度は非常に高い。
戦争の惨さ、そして痛みが映像から体験できる。
平和ボケ、戦争を知らない現代だからこそ戦争をもっと多くの人に知ってもらいたい。
そんな監督のメッセージが画面いっぱいに伝わる。
人間の極限を美化せずに描き、終始惨さと緊迫感はとにかく凄まじい。
痛みも空腹も、炎天下の中で必死に生きる姿は我々の想像を絶するものだ。
とにかく、現代人は一度目にした方がいい一本だ。