見終わってからかれこれ30分以上泣いている。身体の水分が全部出てしまいそうなくらい…
原作『Me before you』は自分にとって思い入れのある小説で、映画を見るのを躊躇っていた。自分の頭で思い描いていた世界が崩れてしまわないかな、と。
だが映画の中のキャラクターは原作に忠実だった。彼らの住む街並みも想像通り。それだけで100点をあげたい。
最初は試すようにして突き放していたけど、ルーの天真爛漫さにちょっとずつ心を開いていくウィル。
後半ではウィルからルーへの愛がビンビンに伝わってきて愛おしく、つらかった。砂浜で一度だけルイーザと呼ぶのがまた…
人の意思は変えられない。できることは、ただ愛してあげること。
障がいのある兄弟を持つ自分は、この「尊厳死」というテーマと一生向き合うことになると思う。でもいろんな意味で勇気を貰える作品だった。この作品に出会えて良かった。
話が飛び飛びだったという方は、ぜひ小説を読んでみてください。分厚いですが、その分登場人物の感情までていねいに描かれています。
