或るとりさんの映画レビュー・感想・評価

或るとり

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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.3

ここ最近都内の至る所で“UNBANNABLE”と書かれた黒赤の広告を見かける。どうやらエアジョーダン発売から丸40年らしい。そういえば…と思い出しこちらを鑑賞。

エアジョーダン誕生までの道のりにはナ
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場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

5.0

「ドキュメンタリーには点数を付けない」派だけどもちょっとこれは流石に5.0付けさせて…

私の海外旅行の8割が一人旅なんだけど、私が一人旅をする目的をこの映画が代弁してくれてる気がして、見てて共感が多
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今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)

4.1

八丈島で暮らす母娘は、娘の絶賛反抗期につき話しかけても全て無視される始末。そんなツンケンした娘に対し、母は「態度を改めないなら私もあなたに嫌なことをする」と言って“キャラ弁の嫌がらせ”を始める…という>>続きを読む

恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

3.8

ソンソック見たさに鑑賞。でも途中からずっとチョンジョンソちゃんかわいい!!!と思いながら見てたわ。

取り繕わない大人の恋愛って憧れる。いい歳して感情に振り回されたくないし、生涯設計から逆算して結婚や
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.5

タイトルだけは知っていて、いつか見たいなーと思っていたらル・シネマで上映するとのことで。ストーリーは全然知らずに乗り込みました。

時系列ぶっ飛び系なので頭使うんだけど、後半から繋がってきた時のほうほ
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ルックバック(2024年製作の映画)

3.8

私はここまで大した努力もせず、出来ることだけやってなあなあと生きてきた人間だからこそ胸を打たれた。二人の努力はいかほどだろうか。

誰かのために頑張るというのは素敵だ。まず「この人のために頑張りたい」
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

4.0

スマホが壊れて2ヶ月、Filmarksにログインできなくて映画鑑賞意欲も薄れ…というところからなんとか復活できました。薄れつつもちょこちょこ観てはいたので、またのんびりレビュー書いていきます。引き続き>>続きを読む

先生の白い嘘(2024年製作の映画)

3.5

原作のマンガを読み切った上で鑑賞。

男女には絶対覆ることのない身体的な優劣があって、それは“男女平等”をどんなに謳っても等しくなることはない。性暴力を受けた人間がどれだけの憎悪と、虚無と、己の弱さに
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.4

初恋の古傷を抉られるような作品…
初恋×旅でダブルパンチ。自分の18の時の恋愛思い出した。苦い、でも忘れられない記憶。

一人旅って孤独で不安だから、その土地で助けてくれた人や勇気を出して飛び込んだ先
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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

4.5

ゼンデイヤが演じるタシを中心に回る三角関係、嫌なはずなのに気持ちいい。疾走感あふれるミュージックも相まって自分の脈がどくどくと波打つのが分かる。そこにあるのはテニスなのか、愛なのか…はーおもろ!!!>>続きを読む

バジーノイズ(2023年製作の映画)

4.1

原作未読。結構良かった。というか音楽がすごい良い!!!打ち込み音楽ってこんなに気持ちいいんだ。ぜひサントラ集が欲しいです。
(2024.5.23追記 サントラ配信されました。良すぎ。)
土曜日だからか
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

先日、上司と外出の際に映画の話になり、私は「オッペンハイマーを早く見たい」と言った。過去に広島に住んだことのある上司は「僕はあまり見る気にならないなぁ」と答えた。まぁ確かにそうだよなと思ってそこで話は>>続きを読む

海がきこえる(1993年製作の映画)

3.3

ノスタルジー。昭和の終わり〜平成前期のにおい。
わがままで自分のしたいように生きる、美人の都会っ子。そういう子に振り回されて次第に惹かれていくものなのかね。あそこで俺が東京に着いて行くと言える杜崎かっ
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市子(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

市子の壮絶な人生。
出自は変えられないから可哀想だけども、市子のたまに出る悪魔的異常性に共感することは到底出来ない。
特に月子の酸素マスクを外すシーン。機械音が響き、妹と目が合うのに泣きも笑いもせず、
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.2

「キャストが豪華な映え映画でしょ」と舐めてましたが違いました…すみませんでした。
散りばめられたブラックユーモア、そしてポップの中にある不気味さと暴力が良いスパイスになっていた。

もちろん映えの要素
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.5

ポスターと、『キングスマン』と同じ監督という情報しか知らずに見に行ったら全然想像と違った!ポスターでストーリーを想像してると裏切られます。いい裏切りだけど。
ドタバタコメディとアクションシーンのおふざ
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

5.0

これは面白い!!!!やってる映画館少なすぎ、もっと大きなシネコンとかでやっていいレベルよ。さすがの百想作品賞。中盤から常に心臓バクバクだったし、めっちゃ手に汗握った。最後タイトルバック出た瞬間拍手しそ>>続きを読む

ユ・ヨルの音楽アルバム(2019年製作の映画)

4.0

もしかすると僕たちは同じ時に互いを恋しがっていたのかもしれない


1994年〜2007年まで実在したラジオ番組「ユ・ヨルの音楽アルバム」に沿って、男女が寄って離れて…なお話。

穏やかに進んでいくん
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宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ面白かった!一昨年に本国で公開された時も口コミがじわじわ広がって追加で2週目舞台挨拶決まったのよく覚えてる。
コメディだけじゃなく、南北関係の要素もありホロリ。仲良く酒飲んでるところなんて
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

4.2

血縁関係のない姉弟。信頼関係があって、でもどこかで相手には迷惑かけられないと思っていそうな2人…。そういうバディものが大好きな私はドンピシャでした。
描写はもっとグロ怖を求めていたものの、人情にフォー
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

なるほど。沁みる。というか、私が若い頃に感じていたけど蓋をして押し殺して生きてきた、その蓋を開けられたような気分。私の中にもかつてイーニドが居ましたわ。

自分は変わりたくない。好きなものだけ好きでい
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