先日、上司と外出の際に映画の話になり、私は「オッペンハイマーを早く見たい」と言った。過去に広島に住んだことのある上司は「僕はあまり見る気にならないなぁ」と答えた。まぁ確かにそうだよなと思ってそこで話は終わりにした。
けど、この作品やアメリカあるいはオッペンハイマーという人物に対して、別に怒っても辛くなっても同情してもいいじゃん！って今日映画見て思った。その抱いた感情に正解も不正解もないし、誰かとシェアせず心に留めておいてもいい。だからもっといろんな人にこの映画を見てもらいたい。唯一の被爆国民である私たちだからこそ、あなただからこそ感じるなにかを切り捨ててしまわないでほしいと思った。
つまり、映画体験の本質的な魅力を今日改めて実感したということですね。
----------
グラシネのシアター12で見たくてとにかく待った！ようやく！
ノーラン作品を劇場で見るのは初めてだったけど、映画館で見るに値する作品だった。最近は「これに2,000円か〜」と思ってしまう作品も少なくないけど、これはIMAX代込みでもお釣りくる。
個人的には、広島/長崎を軽視してるとは全く思わなかった。個人的にはね。前述の通りそうは思わない人もいるだろう。
学者としての探究心と競争心、世界を滅ぼしてしまうことへの自責の念の間で葛藤していたオッペンハイマー。それが知れただけ良かった。
歴史をきちんと学んでから2回目行きたいな。
