しゃにむ

地下に潜む怪人のしゃにむのレビュー・感想・評価

地下に潜む怪人(2014年製作の映画)
2.5
キンキンに冷えてやがるっ……!(地下水)

(気が付けばオレは地の獄、パリの地中の底の底、悪霊巣食う暗黒の地下洞窟にいた…………!)

賭けで命を落とした敗者共の骨の山……ずるずる敗者を飲み込む底なし沼(井戸)……700年前から一向に腐らぬ錬金術師の屍……

(賢者の石だと……っ! ふざけろ……っ!…何が賢者の石だ…っ!イカサマだ……誰が考えたってこんなゴミ溜め……脱出だっ!必ず抜け出してやるっ……!必ずっ……!)


あ、いけね、怪人でした(とぼけ)

パリの地下道の秘密の道から深く深く降りた先にある秘宝「フラメルの石」(いわゆる賢者の石) ハガレン好きにはお馴染みのチートアイテムです。無限の富と不老不死をもたらす夢のような石です。どういった経緯を経たかは知りませんがパリの地中にあるんだ!(強引) てなわけでパリの地下へ潜ります。曰くありげな道へ…進むなと言われている道へ進んで不吉な出来事が次々と起こります。

地下…地下道…妄想広がるたまらない言葉。胡散臭い都市伝説で東京の地下には広大な地下道があるとかないとか聞いたことが。幽霊やら、地底人やら、闇に潜む怪しげな人間やら、得体の知れないもの…妄想地下世界に夜な夜な浸るのが好きな方にはオススメ。

B級映画的な印象ですがそんなに安っぽくはなかったかな。

主人公の女性がなかなか美人です。ドリカムの吉田美和さんかサカナくんが西洋風に可愛くなった感じです。

が、やることは豪快。爆破寸前の遺跡に忍び込み、博物館では展示品の貴重な石版を引き剥がしてなんと燃やしてしまいます。洞窟にトラウマのある翻訳家の男性を半ば強引に冒険に引き入れます。ちなみに彼女のせいで彼は異国の留置所に置き去りにされます。B級映画の女性は態度とチチがデカイですな。

雰囲気はホラーっぽいです。怪人というか悪霊(?)は「IT」のように自分のトラウマを具現化して襲いかかります。トラウマを克服して悪霊(動く石像?)を片手で張り倒す主人公がたくましい…(゚∀゚)

ラストはまぁ…雰囲気を楽しむ映画です。
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