たいてぃー

さよなら、人類のたいてぃーのレビュー・感想・評価

さよなら、人類(2014年製作の映画)
3.6
ロイ・アンダーソン監督作、初めて鑑賞。1943年生まれで、70歳を越えるご年配。撮影に4年を費やしており、その意欲に敬意を称したい。
人生におけるペーソスを、アイロニー含みで表現した傑作。撮り方が最近の映画では珍しいため違和感があるが、舞台劇と思えばそうでもない。最初に出てくる3つの死が、その後に出てくる面白グッズサラリーマン等へとつながる。うまくいかない人生でも、突然の死を迎えるよりは、マシなんじゃないか?生きてさえいれば、きっといいことがあるって、言いたいのだろうか。ちょっと違うかもしれない?
あと、レストランの過去のシーンに出てくる、キスすればお酒の代金はいらないってとこ。これが救う神ってことなんだろう。これもちょっと違うか?
もう一度、観てみたい作品、前述した疑問も含めて、撮影方法の詳細も含めて。3部作の最終作とのことだし、前2作も一緒に。