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チャップリンからの贈りもののTSのレビュー・感想・評価

1.5
【チャップリンに纏わる重大事件】
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監督:グザヴィエ・ボーヴォア
製作国:スイス/ベルギー/フランス
ジャンル:コメディ
収録時間:110分
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地雷映画。チャップリンのオマージュが効いているのでチャップリン愛は伝わってきますが、そもそもチャップリンの遺体を盗むというのが衝撃的な話であり、よく遺族が今作の製作を許したものです。そしてそれだけであり、先の見えない計画性のない犯人たちのやり取りにもうんざりさせられますし、全体的に脈絡がないと思われます。

1977年、喜劇王チャップリンが死去。そんな中エディとオスマンは、彼の墓を荒らして棺を盗むというとんでもない計画を企てるのだが。。

てっきりチャップリンの総集編かと思いきや、衝撃的な事件を扱った映画でした。それにしてもこんな簡単に棺を盗めるものなのですね。というか有名人の墓って普通にあのように存在するのですね。チャップリンを題材とした映画なので、やはりこのような内容でもあまりシリアスでなくコメディ仕様になっています。しかしながら全然ハマりませんでした。終盤のチャップリンからの贈り物というか恩恵も首をかしげるものでして、悪かったというか全く響かなかったのが敗因でありました。

チャップリンの伝記映画なども混在する中で今作はユニークな作品と思われますが、全く響かない映画でありました。ただチャップリンファンとしては嬉しい作品かもしれませんね。
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