「アイ・イン・ザ・スカイ」が2015年製作、対してこちらが2014年製作。
ドローンによるテロ組織攻撃というロケーションもシチュエーションもテーマもほぼカブっている。当然この攻撃方法が現実で確立されて話題になり、映画企画に直結しやすいことはわかるのだが、企画段階でどうにかなんなかったのか。
ドローン操作をするコンテナも事実そうなのだからしょうがないが、全く同じ。
攻撃対象があちらケニアのアルジャバブ、こちらアフガニスタンのアルカイダだが、ルックも含めて違いはない。そりゃそうだろう。ドローン攻撃なのだから。攻撃する側は同じシチュエーションになるわな。
わずかに主人公設定が、あちらはヘレン・ミレン演じるところの女性の指揮官、こちらはイーサン・ホーク演じるところの実際現場でミサイルを発射する人物というところ。
人間の弱さを演じさせるとピカイチの、イーサン・ホークの悩み顔が見どころなのかもしれない。
「ガタカ」「IN TIME」が自分にとって大のお気に入りのアンドリュー・ニコル監督。もちろん外しはしていない。ただ鉄板のはずのこのイーサン・ホークとのコンビネーション、期待のハードルが上がったぶん、若干拍子抜け。