レンタルにて鑑賞。
タランティーノ作品が割と苦手な自分としては、168分の壁は厚く、「いつ観るの?」と林先生に聞かれたとしても、「今日はちょっと」と逃げてきた作品。
結論から言うと。
何が面白いのか訳わからない!という過去作とは異なり、普通に面白い。
ただ、168分の長さがネックなのは変わらない。
ダラダラ会話も、伏線になってる部分が多く今までのタランティーノ作品と異なるのは認める。
ある意味で必要な168分なのかもしれない。
けど、やっぱり長いよ!!
タランティーノが再現しようとした古き良き昔の映画の風味を出すという狙いは成功しているのだと思う。
家のテレビで見た自分からしたら、その点はよく分からなかったが。
事件が起こってからは、最高!!
ここまでやる?というくらいのバイオレンス描写。
そんなに頭吹き飛ばさなくても笑笑
ミニーの服飾店という場所だけで起こる一夜の出来事。
場面転換をせずに、どう話を盛り上げるのか。
その工夫がとても良かった。
銃をジジイに与えておいての挑発。
怒りが爆発するのかしないのか。
銃を手に取るのか取らないのか。
嘘をついているのは誰か。というミステリー。
そして、取引。
どっちを選択する。
あいつは嘘をついている?いない?
これだけで168分の内、80分程度をもたせている。
それだけで凄い。
そして、サミュエル・L・ジャクソンの名演技!!
カッコえぇ!!
タランティーノ信者ではなくても楽しめる作品には間違いないが、長さの割にはという辺りは否めない。
前半部がもう少し短ければ笑