ペンソー

ゴジラ キング・オブ・モンスターズのペンソーのレビュー・感想・評価

4.0
G・エドワーズ監督版"ゴジラ"の続編にしてモンスターバース第3作。
K・チャンドラー主演、V・ファーミガ、渡辺謙、S・ホーキンス、Z・ツィイー、O・ジャクソンJr.共演。

前作から5年後を舞台に、巨大生物たちが地球上に次々と現れ始めた世界でゴジラとキングギドラの戦いを描く。

前作はG・エドワーズ監督作品らしくゴジラの登場シーンがかなり抑えられ、もったいぶるような展開、それはそれでG・エドワーズ監督作品らしくて良かったけど、今作はのっけからモンスターのオンパレードで、次から次へと巨大生物たちがスクリーンいっぱいに登場する。
戦闘シーンもかなり多く、割と最初から最後までずっと戦っている印象だった。
せっかくのモンスターパニック作品なので、モンスターたちが次から次へと戦いを繰り広げる展開は、前作とはまた違うベクトルで楽しむことができた。

ストーリーはオープニングから一気に壮大な展開を見せる。
前作も世界中が巨大生物の存在を知るという壮大な展開だったけど、今作ではそれがさらに加速し、世界各地で巨大生物が登場、人類は破滅へと向かっていく。
巨大生物たちが地上に姿を現すことになった原因を引き起こした人物が意外な人物で、王道な展開ではなかったので個人的にはその点も評価が高い。
次から次へと襲いくるモンスターたち、絶望に突き落とされる人類、そこで登場する救世主のゴジラ、やられるギリギリで救われるという王道な演出が何回もあって、監督のM・ドハティが「私の思うゴジラはこうなので好きに撮りました」って感じがしてすごく良かった。

走り出すゴジラとともにアメリカ軍の戦闘機やヘリがキングギドラに向かっていくシーンは最高の演出。ただひたすらにカッコいい。
そしてゴジラのカッコよさもやはりケタ違い。
ルックスもそうだし、咆哮も放射熱線も全てがカッコいい。

次作の"Godzilla vs. Kong"も楽しみです。
しかしながらワーナーブラザーズの展開するユニバース作品は、"バットマンVSスーパーマン"のように最初から飛ばしすぎてコケるというDCEUの前例があるので、今回はぜひとも成功させてほしい。

次はゴジラが敵として登場しそうな感じもするので、そこらへんも気になります。
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