親子愛や恋愛も描いてはいるけど邦題から予想した通りインターネットにかかわる問題を描いた映画だと思う。
子供のみならず大人を含むネットとの関わり方あれこれ。子供を有害なネットから護るつもりが過干渉でまた別の問題が起きる。
そこにインターネットがあるから。すべてはそれにつきる気がするけど、それゆえ関わり方を学ぶことなく社会を見ることなく自由に触れる環境が急速に整った今、子供を持つ親はいろいろ思うことがあるかもしれない。
子供を心配する親の気持ちはわかるが、ここに出てくる親たちはちょっとそれが行きすぎていた。もう少し親子の会話や信頼関係があったらあそこまでせずとも解決方法は見出だせたかもしれない。
でも子供だけでなく大人もそうで、実生活でモヤモヤしている時はネットに逃げ場や現実逃避を求めるのはよくあることで。
大人ですらそうなんだから、それならそれで子供を尊重したうえで愛情を持って接しないとだなぁ。
いずれにせよ、ここで描かれていたのは実際に繋がってる人との繋がりが希薄になりつつあり、ネットでの繋がりが親密になる人の様子。
インターネットには良い面も悪い面もある。結局はやっぱり逃げ場を求めたくなるような現実があるからこうなっていくんだろうな……と思うといろいろ考えてしまう。