lapin2004

ドクター・ストレンジのlapin2004のネタバレレビュー・内容・結末

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

3D吹替で鑑賞。今後のアベンジャーズでの活躍が楽しみになる、ファンにとっては期待に応える作品になっていると思う。もっとじっくり修業場面を見たかった気もするが、まあ上々のMCUデビューでしょう。以下、良かった点と良くなかった点↓


【良かった点】

◼︎ベネディクト・カンバーバッチが役にハマっている。

◼︎映像が立体的かつサイケデリックで凄い。

◼︎樋口可南子さんの吹替(エンシェント・ワン)がすごく良い。最期のやりとりはグッときた。

◼︎浮遊マントの「相棒感」が面白い。傲慢な性格で人間的にもヒーロー的にもハイスペック(ソーにもあの態度!)なスティーヴンだが、このマントには逆らえない…というか振り回されてしまうのが楽しい。

◼︎予備知識無しで楽しめるので、MCU初心者に薦めやすい。結構笑える。


【良くなかった点】

◼︎ネパールの寺院…中の人は欧米か。南アジア感薄い。原作は。。。

◼︎あれだけ凄い魔術を使う連中が…走って追いかけるのかよ!刺して倒すのかよ!一冊丸ごと持ってけよ!など突っ込みたくなるバトルシーン。魔術士同士の闘いだけど…カンフーと言うか、肉弾戦ですね。まあこれは悪くないかも。

◼︎マッツ・ミケルセンの無駄遣い感。。。もうちょっと掘り下げて、強く、怖く、存在感あるキャラにして欲しいところ。

◼︎結局傲慢な振る舞いは、作中、表面上はあまり変わらなかったので、その点のカタルシスが少ない。もう少し分かりやすく内面の変化を表現しても良かったと思う。トニーやキャップの人格・思想の変化も作品を重ねる中で上手く見せているので、次回作以降に期待。

◼︎製作側の意識が中国に向いてることが露骨。もうこれは仕方ないのか。

◼︎スティーヴン役の吹替がいまいち。。。しっくりこない。
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