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名もなき塀の中の王のdadaのレビュー・感想・評価

名もなき塀の中の王(2013年製作の映画)
4.2
フォロワーさんのレビューにビビッと来て、これこそまさに単館映画館だぜ!というところに行ってきました。
フォロワーさんのレビューへの共感は間違いではなく、エンドロールで身体が熱くなる、密かな良作でした。

ぱっと頭を過ぎったのが、少しいびつな親子を描いたグザヴィエ・ドランのマミー。といってもそれ以上に過激かつ偏りありです。刑務所の中でまさに痛みを伴いながらお互いがココロの扉を開いて、唯一無二の存在であることを認識するストーリー(ドタン!バタン!と閉まる扉の音が印象的です)。

子供がいくつになっても親は親、なんて言われる年齢になっちゃいましたが、それと同じ様にどんな状況になっても親は親、なんですよね(そうじゃない親も時々いますけど)。劇中で繰り出されたパンチの数々が終わってみたら自分に向けられていたような気がするエンドロールでした。
おまえ、親の気持ち、わかってんのか
っていうメッセージ付きのパンチ、ラヴ親子に教えてもらいました。

ということでまずは実家の両親に電話してみます。

ジャック・オコンネル要チェック!ですね
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