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Re:LIFE リライフのTSのレビュー・感想・評価

Re:LIFE リライフ(2014年製作の映画)
3.2
邦題は賛否両論。原題はRe writeです。つまり書き直しという意味なのですが、邦題はその範囲を超えてRe lifeとしています。
またなんでこんなことするのですかねww 多分日本人からすると、ライフのような人生をやり直すとか変えるとかそういうのって、ウケが良いような気がするので、こんな邦題になったのかなあと予想したり。。
鑑賞していたら、今作のテーマが、脚本の書き直しにより人生を再スタートさせるという感じてわかるはずなので、無理に変えなくてもよかったのかなと。。

いつも思うのですが、タイトルを変えるというのはどの国でも行われてるのでしょうか?
例えばドラゴンボールというのが他の国で、超戦士物語 などにタイトルが変わっていたら物申したくなります(笑)タイトルは、やはり監督や原作者の意図が最も反映しているものなので、安易に変えない方が良いのでは?と思うこの頃です。そのあたりのやりとりは知らないので、あらかじめ打ち合わせをしているなら良いのですが、、(笑)

さて、そろそろ本題にw

過去にオスカー脚本賞をとった主人公は、その後は堕落した生活を送っていた。そんな中、ある田舎町の大学で、脚本に関する授業を受け持つことになるのだが、、

また凄い履歴ですね。実際にもこのような方はいるのでしょうか。
前半は、過去の栄光に浸りすぎてる主人公にイライラしましたが、学生とのふれあいにより、変化が見られてきます。実際の世界に繋がってる場面もあり、スターウォーズをモチーフにした脚本を作ろうとする学生や、話の中で『アニーホール』が出てきたりもします。

感動系でしょうが、そこまで感動はしない。手法として、脚本家を選んだのは斬新ですが、結果としては平凡。
しかし、胡散臭さはそこまで感じられないので平均的な映画かなと感じました。今作が響くのはやはり、この主人公のように、過去の栄光にすがりつき、今は人生真っ暗闇という方、脚本家を目指す若き世代の方ではないでしょうか?

それにしても、適当だとしても、脚本づくりのために一ヶ月休講というのは面白かったです。
一ヶ月休講はなしにしても、学生に脚本を作らせるという難度の高い課題は、日本の大学でも積極的に出させるべきです。こういう答えのない課題を毎回提出し、講義中に発言をすることで、彼らは日本人とは違うコミュニケーション力をを養ってるのだと思います。

最後に、シモンズさんが上司として出演されてますが、やはり『セッション』の破壊力が凄まじいので、どこからみてもフレッチャー先生にしか見えない(笑)今作は凄い優しいですけどね(*^_^*)
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