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オデッセイのGINのレビュー・感想・評価

オデッセイ(2015年製作の映画)
3.6
火星。
地球からの距離、2億2530万km。
外気温はマイナス55℃。
酸素はほとんどなく、水もないとされている。
そんな不毛な惑星、火星への人類到達を現実的なものにするために、現在もNASAで探査が行われていますが、この作品はちょっと先のお話。
その火星に1人取り残されてしまったサバイバルストーリーであり、取り残された彼を救おうとするレスキューストーリー。
この作品の醍醐味は、絶望的状況を明るく生きる主人公の人間的魅力と、NASAの全面協力によって火星で人類が生きていくために必要な科学的知識を学べること。
さすがリドリー・スコット監督。
リアリティのあるドラマに仕上がっていました。
水の再生システム、酸素の発生システム、植物の栽培方法、色々勉強になりました。
たぶん、宇宙に興味があるかないかで、作品の評価が分かてしまうのかもしれません。
マット・デイモンのほぼ一人芝居を見てる感じではありましたが、ジェシカ・チャステインに、ジェフ・ダニエルズ、マイケル・ペーニャに、セバスチャン・スタン、ショーン・ビーン等など共演陣も豪華で、レスキューミッションもいい感じ。
実際に人類が火星に行けるようになるのは、いつ頃なのかわかりませんが、こういった作品を作るチャレンジ精神って凄く大事な気がします。
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