日本未公開ですが、飛行機や法律を犯せば見れます。
しかも、ちゃんとした字幕でww
青春映画って日本に限らず、世界でも公開規模は小さいみたいです。
日本は特に。
宣伝できるだけのキャストがいないと、まず公開は厳しい。
「ウォールフラワー」はエマ・ワトソンがいたからかろうじて公開できたけど、それでも小規模な劇場限定。
うーん。ある意味、青春の悩みとか葛藤とかって万国共通で。
中二病って言ってしまえばそれまでなんですけど。
そういうのって多くの人が経験してるので、割と心に響く映画になりやすいと思うんですけどねー。
では、中身に。
簡単にネタバレせずに話の概要を説明すると、「高校卒業間近、向かいに住む学校のイケてる同級生の女の子が失踪し、学校のスクールカースト最下層の男の子が、手がかりを頼りに女の子を探す旅に出る」というものです。
タイトルの「ペーパータウン」とはアメリカの地図業者が、手間暇かけて作った地図を勝手に複製された時に、訴える証拠として架空の街を作り上げる。
地図上にだけ存在するハリボテの街。
それが「ペーパータウン」。
これがテーマに深く関わりがあります。
ペーパータウンとは架空の街。
つまりは誰かの想像の街。
「自分は何者か?」という問いに対しての答えがこれ。
他者が自分に描くイメージが自分自身。
学校のスクールカーストの上位層にいるイケてる子のイメージは可愛い、キレイなどなど。そこに知性や頭脳の入り込む余地はない。
これは作品内でも言及されています。
また、その自分になるため演出をしている自分がいて、それに葛藤する。
高校卒業・プロムという通過儀礼の前に、他者から見た自分を卒業し、本当の自分になる。
こういったテーマを青春高校モノをベースにロードムービーで描く。
これ、必見!とは言わないまでもオススメです!
ポケモンの歌を歌うシーンがあるんですが、あれがおそらく海外のポケモンの曲なんですね。
松本梨香の「目指せ!ポケモンマスター」じゃないんだww
あと、レイシー役の子の方が個人的には可愛いと思う。
ロードムービーの部分が面白いので、前半をタイトにして、ロードムービーの部分を多めにしてくれた方が嬉しかったかなー。
そこが唯一のマイナスポイント。
オススメです!!