志乃ちゃんみたいな人いる。
大人しくて気が弱そうで、清楚な印象。そして、とにかくモテる。結果、ややこしい恋愛をしがち。あんまり好きなストーリーではなかったし、イライラするところも多かったけど、よくある恋愛ってそういう節があるよなぁとか思いながら鑑賞。
多部ちゃんの凄いところは、気が強い人の役も、人に流されやすい気が弱そうな人の役も、自分色に塗り替えられるところ。そういう人になるっていう意味ではお芝居には見えないリアルさが映画を引き立てるから、重宝される存在なんだと思った。
ここでも松坂桃李くんの振り幅に驚かないといけないんだけど、なんかサマになってて戸惑うほど割と出来上がってる。見てると呆然としちゃう。
菅田くんも、ここではチャラめの格好いい、ちょっと押しの強いバイトくんを当時ならではの若さで表現しながらもちゃんと脇に居て、彼の器用さが伺える。
そういうキャスト陣においては、観ていて面白かった。
