Kuri

興味深い時代を生きますようにのKuriのレビュー・感想・評価

3.8
東京都写真美術館のフィオナタン展で。
かるい映像作品かと思って観たら、素晴らしく良くできていて
これは嬉しい驚きでした。

インドネシアで生まれた作者が、
あの"アクトオブキリング"の最中での中国系虐待を逃れ、母の祖国オーストラリアに移住して。
後日、自分の中にある中国からのルーツを追って、ある村へたどり着くのですが。

ちりぢりになった家族を訪ね歩く旅が、自らのアイデンティティーを捉え直す機会として描かれているのだけでも一時間弱の作品としては上手くできているのに、

"アクトオブキリング"での史実も重なってきて、興味深く見れました。
Kuri

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