肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

セッションの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.3
フレッチャー、ガチ陰湿のクズ野郎じゃないですかーwwwやだーーー
これは爆音というか、整えられた音響必須な映画ですね。是非劇場でラストの熱意を味わっていただきたい‼︎と勧めたくなるくらいでした。

いつもの映画館で気になるあの子を射止めて恋人となっても、それが不要と邪魔と障害物と表現してしまうまで、人が変わってしまうくらいドラム青年の様変わりと、そう導く指揮者・鬼教官のフレッチャーの周りの合奏者やドラマーを挟んでもワンツーマンな焦点を絞った人間関係を描いた映画。

もう軍隊式なんじゃないかと思うほど、合奏メンバーを貶して、自分の理想とする完璧なテンポに至るまで喝を飛ばしまくる。アメリカ一の名門音楽大学のフレッチャー教官w
ふいなチャンスでドラムの主奏者に認定されても、理想に至らなかった容赦なく次の候補を据えて、立ち代り演奏させる。
その自分の理想とする音楽と、トップの音楽家(ドラマー)になりたいという執念がぶつかっていく様は修練者にとっては流血さえも厭わない。
フレッチャーが要求するのはいずれも完成されたハイスピードテンポなので、その早打ちと共に視聴者の鼓動も早打ちし、張り詰めた空気の中にも熱く内に滾る熱意も憑依していく実感を味わえるはずだ。

一悶着ありわけあって、一バンドにスカウトされる形で再び再会される2人。
このラストのバンド演奏!!!圧巻過ぎる…倍返し!十倍返し‼︎「いいから俺の魂の叫び(演奏)を聴けぇええ!!!」という魂のぶつかり合いを感じられ、その演奏と指揮の間に会話が存在するかのような意思疎通。ただラストの演奏に震えて欲しい。
そして、その締め方が素晴らしいのだ。気持ちいい。拍手!(したくなる!w)
新しい映画の形を届けてくれました。