しゃにむ

ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンスのしゃにむのレビュー・感想・評価

3.5
事前に知っていればなんともないことですが今作のハンガーゲームには前作・前々作品の要だったハンガーゲームの要素はゼロ…なんだかすごく変な表現だけどタイトルだから仕方ない。簡単に言うと圧政に苦しんでいた民衆が独裁者に立ち向かう話と言える。ド派手な大戦争が勃発する物語…というにはまだ早い段階ですかね。革命前夜というイメージ。前作のハンガーゲームでカットニスが起こした波紋が広がり、この世界の様相が少しずつ変化を見せる。彼女の懸命に闘う姿は虐げられた人々の心に「自由」の二文字を刻んだ。悠久の自信を約束されていた絶対者の地位が微かに揺らぎ出した。王と市民の対決は目前に…といったところです。大統領の非情な仕打ちにカットニスをいたぶる。カットニスの目の前で行われるえげつない行為の数々は彼女の闘志を掻き消すどころか、倒すべき相手を再確認させる結果になる。まぁ全ては続編次第か…風雲の予感です。
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