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アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのsummerのレビュー・感想・評価

3.3
HFRすご〜〜!!しかも3Dだったから、画面の向こうじゃなくて、どちらかというと舞台を見てる感じ!まるで目の前にいるみたいでびっくりした。

映像は本当にすごい!波の影が反射してゆらゆら揺れる砂浜とかずっと見てられそう。海中生物たちのデザインも素敵だった!ただ、1作目のパンドラの生き物たちは、エイワがあることによってつながっていて、奇跡的に意思疎通ができた感じが辛うじてあったんだけど、今作は前作より更にファンタジー寄りな印象。ジブリとかディズニー的な。生き物と意思疎通できるのが当たり前で、なぜそれができるのか、ていう部分には触れられてない。

お話は正直かなり微妙だった…。前作は、シンプルなストーリーながらも、盛り上がるところがちゃんと用意されてたし、未知なるものへのワクワク感も強かった。一方今作のストーリーは特に驚きも感動もなく…。1作目の番外編を3時間かけてやった感じ。展開はあるはずなのに盛り上がらない。久々に映画館で眠たくなってしまって悲しかった…。

ジェイクとネイティリが親になって、子どもたちの存在、未知の種族、っていう新要素がイマイチ光ってない…せっかく前作苦労して一緒になった2人が育む家族愛も楽しみにしてたのに、全然感じられない。どこがとりわけ不満だった、て言うわけでもないんだけど、とにかく印象に残るシーンがなかった…。前作は泣いたのに今作は一滴も涙出なかった。

じゃあ自分が何を期待してたのかって言われると難しいけど、たぶん地球人の愚かさとかそういう現実的なものじゃなくて、キリとエイワについて掘り下げるとか、新しい種族とのやりとりとか、未知なる生き物にフォーカスするとか、どちらかというとそれこそファンタジーに振り切って欲しかったのかもしれないな〜。
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