このレビューはネタバレを含みます
最強レベルのメンヘラがカルト宗教にのみこまれるところを見てしまった…。
だいぶ身構えてたからか、思ってたよりショッキングではなかった。所々狂気すぎて笑ってしまう。お花に横たわってる全裸の美少女の後ろに並んで喘ぐ全裸の女の人たち何なん…？カルト宗教って、きっと全く筋の通っていない理論をもとに謎の慣習を生み出してるんだろうな。現実にこんなことあり得るのかと思うけど、オウム真理教のイニシエーションとかね……。
伝統文化という盾で、高潔に見せて外部の人間が口出しできなくさせてる(物理的に)点で、本人たちも倫理的に問題があると認識はしている気がする。最後火の中で苦しそうな2人の立候補者を見るとやはり悪なのでは？と思う。
精神疾患の妹？姉？が両親と心中するなんてメンタルが崩壊して当然なんだけど、元々ダニー自身もかなり不安定な描写がうまかった。
スウェーデンに行くって言ってなかったのを謝るくだりで、悪かった、てクリスチャンがずっと謝ってるのに、謝ってほしいわけじゃないの、ただ混乱してて…blah blah blah〜、とりあえずそこに座って話そう、ね？？ってダニーがずっと喋ってるのが、「え、じゃあ何を求めてるの？この話の終着点どこ…？？」て感じでこっちも気分がドン底に引きずられそうだったわ。
その時の最適解これだったのか！て思ったのが、クリスチャンが搾り取られる(??)のを見てしまった後に、自分が号泣しているのと同じように女の子たちが号泣してるところ。あれが最上級だとしても、クリスチャンにあれを求めてたのかな…？？
クリスチャンが1番謎だった……ダニーと4年も付き合ったからどこかおかしくなってたのか…？友達が必死こいて集めた研究材料、研究結果を横取りしようとしたり、イギリス人カップル、マークの行方に全く興味がなかったり…。もはや村に迎合しようとしてるように見えた。それとも飲食物に何か盛られてた？もしくは操られやすいタイプ？とか。
面白かったのかどうか聞かれると難しい…難解なのは間違いない。
