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クリード 炎の宿敵のsummerのネタバレレビュー・内容・結末

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

もう全てがかっこいい。

1作目は、アポロに憧れてボクシングを始めたドニーがお父さんの影を振り払って最高のボクサーになるまでの物語だった。今作はその後を描きつつ1作目とはまた違った熱い作品になってて感動。妻と娘という守るものができて、挫折も経験して、ボクサーとして父親として一皮むける姿が素晴らしかった。ロッキーが何のために戦うのか、と問うて答えを見つけたドニーと、復讐心に燃える父親の代わりにさせられて戦うヴィクターとの対比も分かりやすくて、そこが勝敗を分けたのも、伝えたいことが一貫してる感じで良かった。
ヴィクターが負けてしまったあとに、イワンに見放されてしまうのではと心配だったんだけど、そこをクリアにするような、イワンがタオルを投げて負けを認めたシーンもすごく良かった。ヴィクターのことを、自分の代わりではない愛する息子だ、て気づけて、かつ自分の行動を反省していることすら伝わってきた。良かったねドラゴ親子…。

マイケルBジョーダンと、テッサトンプソン憧れの夫婦すぎる。2人が一緒にいるシーン全部好き。ダイナーでご飯食べてるところめちゃくちゃ可愛い。引っ越しの時に2人が荷物を車に積んでるところ、普通にセレブリティがパパラッチの写真に撮られてそうな雰囲気で最高。

最後の入場シーンが1番やばかった。かっこよすぎて絶対忘れないと思う。あそこに全てがつまってた。今思えば十分考えられることだけどまさかビアンカが入場曲歌うとは思ってなかったからとんでもなく鳥肌立った。先導はビアンカ、隣にはロッキー。自分を信じてくれる2人と、それを力にしたドニーの顔つきに震えた。マイケルBジョーダンの演技力ほんとにすごい。
I will go to warかっこよすぎ。ビアンカがドニーのために描いたんだな、ていう歌詞でさらにグッとくる。

てかサントラ最高。HiphopとR&Bがドニーとビアンカの雰囲気ぴったり。
いや〜面白かったな〜。最初のヴィクターとの試合も、相手の失格でチャンプは防衛するも、ドニーをボコボコに打ち負かしたのも上手かった。辛すぎてあそこが1番泣いた。
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