コーディー

コロニアのコーディーのレビュー・感想・評価

コロニア(2015年製作の映画)
3.7
恐ろしや〜〜

1973年、軍事クーデター勃発により発足した独裁政権下のチリ。政権の拷問施設としても使用されていた〝コロニア・ディグニダ〟表向きはドイツ人を中心とした農業コミュニティ、しかしその実態はと言うと元ナチス党員パウル・シェーファーが教皇として拷問や虐待により厳格に治める一度入ったら抜け出せない難攻不落のカルト教団。
この実在したコロニアを舞台にそこに連行されてしまったジャーナリストの彼を救うべく単身潜入した女性、レナの決死の救出劇!というフィクションを絡めたもの。

とまあ信じがたい史実にまず驚かされるしナチスはどこまで歴史に闇を残すんや〜って感じやけどこんな施設に力を持たせた独裁政権と言いどこまで行っても狂ってて怖過ぎる。そしてこの巨大な闇に立ち向かうエマ・ワトソン、正直そんな策なし潜入で大丈夫かい?って思ったしフィクションとは言え無謀過ぎ〜やけどハラハラドキドキな緊張感はなかなか良かった。
入ったら抜け出せない割には結構警備ユルかったりもするけどその辺はエンタメ寄せしてるってことでw