イザナギ

イニシエーション・ラブのイザナギのレビュー・感想・評価

イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)
3.1
(加筆&修正あり)
前田敦子美人になったね!
木村文乃エロイね!
松田翔太男前だね!

って印象しか残らなかったw

冒頭に「作品に関する秘密は、他の人には話さないでね!」的な注意書きを書くのは、もろシックスセンスのパロディなんだろうけど。

いやー。これはどうなの。
基本的な構造として、男女関係を持ってきたのは良い。

そこは良いんだけど、肝心要の結末が・・・

基本的に、ミステリー風に嘘と本当を混在している作品なんだろうなぁとは勘ぐってはいたけど、この作品の嘘は、ミステリー作品における「タブー」ですよ。フェアじゃない。

良いミステリー作品っていうのは、知らない内に騙されてしまった。でもちゃんとヒントは提示してますよ。っていう作りがフェアで良質なミステリー作品。

しかし、本作は視聴者を最初から騙す事だけに重きを置いているし、「騙す為なら◯◯◯だっていじくるぜ!」っていうスタンスで、うーん。フェアじゃない

フェアじゃないので、結末には驚きというか戸惑いしか無い。

まー。「映画のAパートのこの場面って、◯◯してるんじゃねーの?」って勘ぐりとか色々勘ぐる場面はある(実は全て当たっていた)けど、Bパートに突入して、そんな勘ぐりをもかき消す新たなマドンナ木村文乃との展開で見事にボカされて、はぐらかされてしまう。

これは手法が上手い訳ではなく、視聴者の疑惑を回避する為の常套手段だったようにしか感じられない。

勿論、木村文乃は魅力的なキャラではある。


冷静に考えれば、色々と無理が多すぎるのよね。ミスリードに。

まあ、フェアじゃない事を差し置いても、「気付かなかっただろ?ドヤッ」的なネタバラシの終盤の演出に
イラッとしつつ

「まあ気づいてたけど、まさかそんな安易な話だとは逆に思わなかった。もっと2重3重のミスリードや展開を期待してたよ。」とスクリーンと心の中で対話

ラブストーリーとしても機能していない(タイトル通りの話)し、ミステリーとしてもアンフェア。

ラスト5分に驚きの展開がって手垢にまみれた表現に釣られてみたが、うーん。二回見る必要はないかな。1つの隠し事さえ解ければ何て事ない話だし。ユージュアルサスペクツ位の映画じゃないと、二回見る気は起きない

ただキャスティングと音楽は良かった。

ミステリー作品として見ると肩透かしを食らうかなぁ。

まあ、好き嫌いが明確に別れるタイプの作品かな。

個人的には、これ見る位なら、ユージュアル・サスペクツを見た方が楽しめます!w

コメントに自分が予想していた推理を書きます。ネタバレ要素を含むので自己責任でお願いします
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