最初の15分位の「何だこれ……」って気分さえ抜けてしまえば、ふつうに可愛らしい映画だった。やわらかなキャラクターと蒼井優の演技をひたすら堪能するための98分間。マジで蒼井優にはもっと、もーっと声優の仕事を与えなければいけない……。最高でしたよ！ 畳みかけるようなセリフ回しも、語尾でチョンッ、と上がる感じも……。最後のセリフが「ガッコ、行くぞ！」だったのも良かった。全体的に他愛がない内容だけれど、小さな街のカフェに入って出てきたような、そんな感覚だった。昔の映画も、ちょっと観てみたくなったな。蒼井優と黒木華が同じ映画に出ているのも若干スゴいけれど（「宮崎あおいと二階堂ふみが共演してる！」みたいな……）、ロトスコなので年下の黒木が先生役だったのも、ちょっとユニークというか、ならではですね。ただ、平泉成はなぜあそこで二役だったんだろう……。／作品の舞台は川崎とかの辺りかな？ 言う程、田舎か？ あそこ……。
レンタル（2015.10）
