偏屈で 簡単には手の内を見せないけど
時折見せる ぶっきらぼうな優しさ
この手の人は好き。
お酒 ギャンブル 女 やりたい放題なんだけどね。
そんなだから ヴィンセントは ど～しようもなく報われない生活を送っている。
投げ槍な人生。
けれど 守るべきものはしっかり持っていて
それが 彼を取り巻く者達には ちゃんと伝わっていく。
あんな風貌のヴィンセントでも
彼等の支えになっている。
恩着せがましくない 優しさが素敵でした。
もちろんビル・マーレイなので ちょっとしたお笑いもあり。
笑ったのが 座椅子ですやすや眠ってる彼を
レバーを思いっきりひいて叩き起こされるシーン(笑)
夜の女とのやり取りも 好きだ～。
オリヴァー母との皮肉の応戦も面白かった！
口が臭いとパンチかまされても 負けてないのが(笑)
オリヴァーの｢聖人｣の目の付け所もなかなかですよね！
他は偉人を挙げているのに 彼は身近な存在に聖人を見出だした。
人付き合いにおいて 短所ばかりを見ずに
その人が持っている長所に目を向けよう！と
この作品は教えてくれていますね。
