ディズニーのアニメーションサスペンス作品。
ディズニーということで明るく楽しい作品であることは間違いないけど、ストーリーは意外とシリアス。
登場するのは動物だけど、差別や偏見といった人間に置き換えることができる内容になってる部分が平均評価の高い理由のはず。
子どもの頃に観ていたら絶対に分からないような内容だったと思う。
見かけや出身で偏見を持たれたり、職業が制限されるというのは人間を意識していて、アカデミー賞を獲るくらいだから、多種多様な人種が暮らすアメリカではこの作品はもっと反響が凄かったんじゃないかな。
ストーリーは、新米で初のウサギ警官と詐欺師のキツネが行方不明になった肉食動物を探すというもの。
肉食動物と草食動物が共に暮らすズートピアにおいて、心の中では過去の食う、食われるの関係を忘れておらず、どこかで差別しているというのは、白人と黒人、その他有色人種の関係を表していたと思う。
思ったよりも遥かにシリアスで真面目な作品でした。
主役のウサギ警官ジュディの動きが可愛らしい。