トールキン

最後まで行くのトールキンのレビュー・感想・評価

最後まで行く(2014年製作の映画)
3.9
主人公が己の保身のために隠蔽を繰り返していく。人として警察としてめちゃくちゃ悪いことやってるのに何故か見守るような感じで見ていた。悪いことしても周りにバレなければ万事オッケー、みたいな感覚が何故か面白くて、バレるかバレないかのギリギリの瀬戸際の主人公の表情や振る舞いが面白い。
冒頭からいきなり詰んでいて最後までずっとハラハラドキドキな展開。ストーリーは単調と言えば単調なんだけど緊迫感がずっと続くから見ていて飽きない。そして、後半からは物語の核心に迫っていきのめり込むようにさらに面白くなっていく。
さらにラストのアクションシーンはなかなかの見もの。ここまでの緊張感をさらに上回ってハラハラするような展開は見事でした。ラストのオチは予想出来たけどそれでも妙にスッキリ。

あと、毎回思うのが韓国映画に出てくる警察って組織的に腐ってるなあ。賄賂、横領、もみ消し、何でもありでみんなやってるから別にバレなきゃいいよ、みたいな、実際でも韓国も日本でも国籍関係なく裏では色々やってるんだろうなあ、なんてことを思う。

岡田准一主演で日本でリメイク公開、最近新キャスト発表されましたね。これはこれで楽しみ。
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