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トイレのピエタのmanamiのレビュー・感想・評価

トイレのピエタ(2015年製作の映画)
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花ちゃんの役って、名前出てきた? 私の記憶から抜けてるだけ? 家庭で辛い目に遭っていることもあり、ちょっとひねた性格の女子高生。「あえてのあえて」ウケる。希死念慮を口にはするけど、その身体から発せられるのは溢れんばかりの生命力。
そんな彼女に出会う男、野田洋次郎。存在感あるねー。「本当は画家の才能あるんだけど…感」が見事に出てる。故郷の自然の中で威風堂々を歌うシーンは胸に迫るものがある。彼は死期が近づくほどに人間らしくなり、生き生きとしてくる。
床掃除をしている若者への言葉「そんなつまらそうな顔して生きるな」は、ほんの数ヶ月前までの自分に向けられたもの。
トイレのピエタは彼から彼女への、ラブレター。
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