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トイ・ストーリー4のinazumaのレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)
5.0
そうか……
そこまで描いてしまうのか、ピクサー。
賛否が分かれるのも当たり前。

『3』で行くとこまで行ってしまったこのシリーズ。これ以上一体何を描こうというのか……という一抹の不安を胸に臨んだ本作。結論から言うと大傑作でした。約100分の上映時間、1秒足りとも無駄なし、毎秒を俺は愛す!

トイ・ストーリーと共に年をとり続けて20年以上。ここにきてアイツがこんな決断をするとは夢にも思わなかった。
"内なる声"、"忠誠心"、"迷子のおもちゃ"など、連発される意味深なセリフ。おもちゃとして生まれた彼らの、文字通り"人生"の物語に向かっていきます。トイ・ストーリーに思い入れがあればあるほど、ラストの受け取り方が変わってくると思います。僕には味わい深い余韻を残すとともに、とてもロマンチックなラストに思えました。
特筆すべきはラストシーンで放たれるあのセリフ。自分が幼い頃から聞き馴染みのあるあのセリフ。そのセリフをここで、このタイミングで、、言うかーーーーーーーーー‼️
『アベンジャーズ/エンドゲーム』でも似たような感動を味わっていますが、今回のは規格外です。さすがピクサー、恐るべき伏線回収能力。
見事な伏線回収といえば、あとはやっぱ"保安官のバッジ"でしょう。こいつが重要な役割を果たしてくれてます。泣ける。もう、上手すぎて泣ける。

キャラクターは古顔も新顔もともに漏れなく全員魅力100%。懐かしのボー・ピープ。マッドマックスのフュリオサ的な頼もしいアクティブ女子になっちゃってまぁ。良い転身ぶりだ!
スタントマンのデューク・カブーン!
こいつがまた実在する人物をモデルにした人形という設定で、人間の"人生"を臭わせてるという意味でもとても重要なキャラクターだと思います。
個人的にブルズアイにはもっと活躍してほしかったかなー。

ここ最近の映画の中で一番感動しました。
個人的にはもっと続いてほしい。
だってここまで描いちゃったら、もう、続けなきゃいけないでしょう。今回、ウッディやバズたちはネクストステージに立たされたようなもんなんですから!何年先でもいいから続編を!期待してます!
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